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語り継ぎたいヒーロー列伝(前)

JRAが歴代の名馬をポスターにした「サラブレッドヒーロー列伝」は、1981年のハイセイコーから2018年のオジュウチョウサンまで82作品が制作されており、競馬場などで目にする機会も多い。今回はその中から、筆者の個人的お気に入りのベスト5を取り上げてみたい。なお、画像は大人の事情で直接貼れないので、こちらのJRAのギャラリーを参照のこと。

 

第5位

ヤマニンゼファー(1995年) 『そよ風(ゼファー)、というには強烈すぎた』

天皇賞だろうか、安田記念だろうか。おそらくゴールを過ぎた一瞬の写真と馬名を絡めたコピーとが、シンプルに配された作品だ。しかし余分な装飾や言葉がないことが、逆に距離の壁を克服した名マイラー・ヤマニンゼファーの力強さと速さを伝えることに成功しており、派手さはないものの秀逸な出来に仕上がっていると思う。余談だが自分が母系に入るブラッシンググルーム好きになったのはゼファーがきっかけ。

サッカーボーイ(1990年)の作品も、シンプルな構図と『弾丸シュートだ』という短いコピーが同馬の本質たる直線的なスピードを語っていて、今回は選外としたが同じ系列の作品としてお気に入り。   

     

第4位

ライスシャワー(1996年) 『淀を愛した、孤高のステイヤー』

どんな名馬もそうだが、特にライスシャワーはあるひとつのレースではなく、キャリア全体をひとつの物語として捉えないと、その美しさと哀しさを理解することが難しい。ミホノブルボンの3冠阻止、マックイーンとの激闘、2度目の天皇賞・・・リアルタイムでライスシャワーの辿った道と最期を観ていたからこそ、このコピーが琴線に触れるし、黒い帽子の的場騎手を背にした小柄で漆黒の馬体に当時を思い出すのだ。感情を揺らされる一枚として選に入れた。  

 

第3位からは次回に続く。その前に、列伝初期の作品群から特別賞。

マルゼンスキー(1982年)のポスターは内馬場から撮ったと推察されるが、流れる観客席がマルゼンの飛ぶような走りを強調していて、かっこいい。写真部門特別賞。

ヒカリデュール(1983年)の『栄光の数よりも、栄光への道のりが、人生を語る。君は、ヒカリデュール』。いいっすね、コピー部門特別賞。

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