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2018年8月

果ての春雷 ~早田牧場略史 番外編

朝から静かに降り続いていた小雨が止み、雲の隙間から薄日が差した。聞こえるのは秋の訪れを告げる虫の音だけだ。私が立っていたのは福島市の北に位置する桑折町北半田、かつて資生園早田牧場を営んだ早田家の旧邸宅である。

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二文字の紙切れ

そこにはたった二文字だけが、しかし力強く、書かれていた。

<合併>

二文字を受け取った男は、そこに込められたメッセージを即座に理解した。経営理論を学ぶセミナーで机を並べていた二人は、お互いの熱意に通じ合うものを感じていたからだ。そしてこの「紙切れ」が、後に日本の流通小売業界を大きく変えることになる。ファンの評価をあざ笑うように走った稀代の癖馬・カブトシローが有馬記念を逃げ切った、昭和42年12月のことだった。

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