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2020年5月

一瞬と永遠の間

もともとこのブログは一口のことを書く目的でないので、出資馬に対する想いなどを書くことはあまりないのだが、今日は残して置きたいと思う。

トロワゼトワルのことだ。

ノーザンファームが誕生する前からの古いファンである私にとって、畏怖や反感や尊敬や憧れの原点は、社台ファームだった。その社台の黄色と黒の縦縞勝負服を背に出資馬が古馬のG1に出走するという事実は、単なる感動や緊張というのではない、奇妙な幸福感をもらたすものだった。

そして、自分なりの想いを込めて競馬を長年観ていると、稀に、レースでの一瞬が永遠に感じられることがある。

例えばトウカイテイオーがダービーの直線で先頭に立ったとき。

例えばライスシャワーが思い出の淀で減速していったとき。

*エルコンドルパサーが凱旋門賞で*モンジューを引き離したとき。ウオッカがジャパンカップで僅かなリードを最後までゆずらなかったとき。

そして今日、トロワゼトワルが4コーナーを先頭で回り、稀代の名馬アーモンドアイに並ばれるまでの僅かな間。

悲しいときも、嬉しいときもある。一瞬と永遠の間に感じるそれは、何なのだろう。
それがわからないから、競馬を続けているのかもしれない。

今日の状況下、現地で見届けることができなかったのは残念ではあるが、忘れ得ないレースになったこともまた事実。騎手を含めた関係者には感謝しかない。

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